「海」は我々と自然を、「港」は我々と外国をはじめとした異文化を繋ぐ窓口の一つです。清水港も1899年の開港場指定から近代港湾として発展し、海外との窓口として静岡県及び中部日本経済圏を支え、高度経済成長期から今日に至るまで重要な役割を果たしてきました。また、人々の日常に目線を変えると、「海」「港」は、海水浴や釣りをする人々で賑わい、海・港は常に我々の生活の中にありました。
しかしながら、近年では嗜好の多様化により、夏のレジャーの中心であった海水浴もその客数は全国で減少を続け、市民の「海離れ」が進んでいます。また、港では物流を中心とした港湾機能の近代化が進み、荷役機械の大型化に伴う安全対策やテロ対策の観点で、港頭地区への立ち入り制限などの措置がとられ、市民にとって海・港は以前のように身近なものではなくなってしまいました。
一方で、海・港を再度市民に開放すべく人工海浜などの憩いの空間の整備が進められるとともに、クルーズ船やスーパーヨットの誘致などが全国で進められ、海外で生まれたスタンドアップパドルサーフィン等、新しいマリンスポーツ、ビーチスポーツが国内でも普及し始めています。
今後、清水が海洋文化都市としてさらに発展していくためには、清水が持つ海・浜辺という資源を最大限に活用し、貿易・物流など経済的な側面だけではなく、市民が日常生活の中でも海・浜辺を身近なものとして感じられることが重要です。
このため、清水港開港120周年を契機に、広く皆さまのご支援とご協力のもとに一般社団法人 清水マリン・アンド・ビーチスポーツ振興協会を設立し、マリンスポーツ、ビーチスポーツの振興を通じて、市民が海・浜辺をより身近なものと感じ、スポーツを通じた人々の交流を活発にすることで、地域の活性化に寄与しようとするものであります。
2019年7月
名称 | 一般社団法人清水マリン・アンド・ビーチスポーツ振興協会 |
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設立 | 2019年10月1日 |
代表理事/会長 | 宮崎 總一郎 |
代表理事/副会長 | 鈴木 與平 |
代表理事/副会長 | 小栗 勝男 |
事務局長 | 向島 克彦 |
info@smbs.or.jp | |
ウェブサイト | https://www.smbs.or.jp |
SHIMIZU、SEA、SPORTSの頭文字「S」をモチーフに、
富士山と海、スポーツで躍動する人、伸びゆく清水港の
可能性・発展をデザイン化して作成。
色は、清水、海をイメージさせるブルー系を主体としました。